平成27年の白百合会研修旅行は、11月18日(水)~19日(木)の1泊2日で、京都南丹市美山の山村集落茅葺き建築物群はじめ、福井小浜の国宝・重文寺院見学、そして三方五湖・水月湖の湖底年縞堆積物の博物館展示などを見て回った。
仲間9人は2台の車に分乗、東名・新城PAで落ち合い、一路、三方五湖を目指した。レインボーラインはあいにくガスがかかり景色は見えず、若狭三方縄文博物館に入館、水月湖湖底の年縞堆積物と縄文土器等の出土物について学芸員の説明を聞きながら見学。
昼は、三方五湖の鰻を食べて明通寺へ。山門をくぐり石段を登ると国宝・本堂、三重塔が佇み、桧皮葺き屋根や深い軒の木組みを各人各様に観賞。僧侶の説明を聞き内陣を拝観した。続いて神宮寺へ。重文の本堂に上がり住職の講話を聞いた。この寺は神仏融合信仰で、お参りは二礼二拍一礼をする。
この後、丹波篠山のホテルへ直行。風呂に入り、季節料理の牡丹鍋と酒で盛り上がって1日目を終えた。
2日目は、篠山城址に復元再建された篠山城大書院を見学、近くの川原町妻入商家群の町並みを散策、福知山城へ。鉄筋コンクリート造りの天守閣から市内を眺望。
旅のフィナーレは美山かやぶきの里。山村の50戸ほどの集落のうち34棟が茅葺き屋根の建築とのこと。伝統的保存建築群と山の紅葉のコラボレーションを散策しながら楽しみ、周山街道を後に帰路に就いた。
(小百合会研修旅行事務局・松永功)