秋の深まりが日ごとに増す11月13日(火)、JR静岡駅北の中島屋グランドホテルに静工昭33卒電気科1組の仲間18名が集い、2年ぶりのクラス会を開いた。来年はいよいよ傘寿を迎える年頃で、人生も枯れてくると一層学生時代が懐かしくなる。
工業高校は3年間クラス替えがなく、その分仲間の絆も強い。座が一つになれば当時の教室も同じ、全員の近況報告ではしゃべり方も身振りも変わらないが、話題はもっぱら体や薬が中心は致し方ない。理由(わけ)ありの体を引きずりながらも各々の価値観のもと余生を趣味やボランティアに打ち込んでいる様を聞いてうれしかった。中には最近再婚し、人生はこれからという元気な御仁もいて頼もしい。
同窓会報2年分が配布され、旧静工も昨年、創立100年記念行事が開催されたことを知り、「太田町の静工」も遠くに去りぬ思いがぬぐえないが、校歌だけは忘れることはない。会の締めくくりは、元ハーモニカバンド部長の鈴木啓介さんのヴァイオリン演奏で、♪古城の東きよみずの…を全員で歌い、よき学生時代の感慨に浸りながら2年後の再会を約して会を閉じた。
(幹事=松永・若杉)