卒業して数年以後、音沙汰も無くなった我がクラスは、このまま終わってしまうと思われた。平成30年、俄に同級会開催の機運が高まった。起爆剤は静工創立100周年記念同窓会。参加した二人がその堂々たる同窓会に感激し、我々同級生の集いをどうしても実現すると腹を固めたからである。早速幹事を決め同級会開催の準備に入る。空白が長かった故の難題に直面したがすべて乗り越え、6月9日の同窓会開催が実現した。
出席者は予想を超え22名、多くは卒業後初めての対面であるから、その変貌に互いを確認できず浦島太郎の心境。やはり55年の歳月は容姿が変わるのは当然で、今までの苦労の跡が顔に刻まれ、それぞれの立場で活躍してきたことが伺えた。
開会後、逝去された恩師と同級生を偲び黙祷、出席者の近況発表、100周年記念同窓会の映像、母校の現況・思い出DVD、余興、校歌斉唱、記念撮影でお開きとなったが、懇談に花開き旧交を温めた再会が最高の喜びであり、幸せだったと思う。今後、同級会は適宜開催される。 (岩崎武信)
数十年ぶりに再会し、御満悦な同級生=JR静岡駅南ホテルセンチュリー静岡