静工電子科を卒業後54回目の夏を迎えた。ペルー沖低海水温ラニーニャの影響か今年は思いのほか寒暖の差が激しく体調の維持も難しい日々が続いたが、電子4(昭和39年卒)の元気な仲間20人は6月3日(日)、県外参加者の利便性も考慮し昨年と同じJR静岡駅ビル内の「日本海庄やアスティ店」で恒例のクラス会が開かれた。
静工創立100年祝賀会が掲載されたカラー刷りの同窓会報を手に記念写真に納まった後、乾杯の音頭とともに酒宴が始まった。現役時代の身を切るような厳しい仕事の話や共に登った高校時代の山の思い出、社会奉仕や料理、絵画など現在の生き甲斐が、それぞれが生きた証を物語る様子もうかがわれ、皆の幸せを思わずにはいられなかった。
しかし卒業後55年(来年)を期してこの会も存続が難しいのではないかとの話題も出たが、長年、会のまとめ役を務めた笠井さんや新たに幹事を引き受けてくれた級長だった鈴木浩さん、人望の厚い青島勝さん、今まで会を支えてくれた山田さんとともに電子4のクラス会もしばらくの間延命することができた。
昭和、平成の時代を駆け抜けた電子4の仲間たちの生きざまをあらためて再認識したクラス会であった。 (佐藤 満)
(写真=同窓会報を手にして記念撮影に納まった元気な20人の仲間