待ちに待った秋の旅行は11月7日(火)と8日(水)、静岡組が幹事を担当し恒例の静工建築科同期交流会を開催した。
1日目は好天の中、熱海起雲閣、MOA美術館を見学、熱海温泉ホテル「夢いろは」(泊)。
2日目は小雨がパラついたが、それほど歩きに差支えなく小田原城、小田原清閑亭、電力王と呼ばれた松永翁記念館を見学した。
参加者は静岡組8名、東京・横浜組7名の計15名。
1日目の熱海起雲閣は1919(大正8)年に別荘として築かれ、岩崎別荘、住友別荘(2009年焼失)とならび、「熱海の三大別荘」と称賛された名邸。1947(昭和22)年に旅館として生まれ変わり、熱海を代表する宿として多くの文豪にも愛されたことを実感。
MOA美術館では、熱海の山斜面を利用した数基の照明付きエスカレーターを乗り継ぎ、別世界へ行くような雰囲気に驚き、リニューアルオープン特別企画・茶の湯の美コレクションでは、茶人たちの好みと茶道具を見ながら、中でも国宝「色絵藤花文茶壺(野々村仁清作)」は素晴らしかった。
宿泊したホテルでは源泉掛け流し風呂に浸かり、夕食宴会では美味しい料理を食し、二次会も夜遅くまで歓談。
2日目は戦国時代から江戸時代にかけて北條氏の本拠地として有名な小田原城や、明治時代に活躍した黒田長成侯爵の別邸であった小田原清閑亭、電力王と呼ばれた松永翁記念館を見学した。
(竹田一政)