あいにくの秋雨となった10月28・29日の両日、恩師手島先生を囲んで
藤枝市岡部町の朝比奈川流域にある民宿「美よし」で、昨年に引き続き同
級会を開催した。
今年は、数え年で先生が90歳、我々が77歳になることから「卒寿」
と「喜寿」のお祝いを兼ねて盛大に行う予定であったが、出席者は先生を
含めてわずか11名と過去最低となった。しかし、会が始まれば皆、元気溌
剌、懐かしい3年間の思い出、その後の人生について熱く語り合った。
手島先生は翌日の法事に備え酒は控え気味だったが、カラオケの最後に
「君恋し」を熱唱し、衰えを知らぬ若々しい喉を披露してくださり、改め
て先生の元気さに驚いた。宴会中、先生から肩が凝ったから皆で揉んでほ
しいと依頼があり、我々10名は喜んで代わる代わる先生の肩を感謝を込め
て揉みほぐした。親にもしたことがない肩揉み、これでさらに師弟の絆が
深まったと感じた。
カラオケ含めて3時間半、飲み足りなくて飲み直し、よくも飲んだりビー
ル10本、焼酎2本、酒2合瓶で22本、宿の人もびっくりするほどであっ
た。それでも翌朝は早く帰られた先生を全員で見送り、来年の100年祭で
再会を約して散会した。
(竹中正巳)