昭和26年卒業の我が同期は、風薫る青葉の5月28日(水)焼津グランドホテルに於いて、燦然と金色に輝く校旗の下、清水宏同窓会長を迎えて「傘寿の祝」を開催しました。
卒業以来60有余年を閲し、齢80歳ながら意気益々軒高の18名が一堂に会して、昔話に往時を思い起こし、近況の共通項に合点したりと、大いに旧交を温めました。静工第二校歌(小ッチャナ胸にも)、女学生数え歌(一つとせ・・)青春流れ者(流れ流れて・・)等など、譬えは悪いが正に放歌高吟、結びは ♪古城の東 清水の・・♪の大合唱、大崩海岸から駿河湾頭に響けとばかり轟かせました。この元気さからすると、次の「一年祝」88歳の「米寿」も大丈夫なりと各人それぞれに自身を持ったことと思います。
翌日は朝食後有志10名が、ホテルの専用バスで「焼津小泉八雲記念館」に向かう。八雲の遺品・直筆原稿・文献等の閲覧、、八雲作品「漂流」・「和解」の朗読を拝聴して、八雲文学の一端に触れる。
その後、昼食を「カネオト浜食堂」でとる。ここは同期で電気科卒、故石橋松雄君の店。駿河湾を臨む海辺の二階席で、刺身・へそ味噌だれ・へそフライ・生利サラダ・生利フライ・おでん・ハラモてんぷら・すし飯等など、特に「初鰹」の刺身は、焼津ならではの絶品でした。終わって一階の売店で、塩辛・生利節・佃煮等焼津の特産品をしこたま仕入れ帰路につきました。
因みに「静工26機会」の名称は、昭和26年に機械科を卒業したことにより命名したもので、同期会は元号が平成になってからは、ほぼ毎年開催しておりますが、併せて平成10年からは有志による「月例会」を毎月の第2金曜日に静岡で開催し、今年5月で延155回になります。
「月例会」では、たっぷりと旧交を温めた後「校歌斉唱」(会場に相客がいるときは別室のカラオケルームで)肩を組み腕を組んで声高らかに歌い「一本締め」でお開きと相成る次第です。
( 事務局 杉原 衛 )